松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2014年11月30日日曜日

2014年11月30日(日)

語学堂の秋学期が終了。5級の授業はさすがに難しくなり、2級〜4級の時のような良い点数は取れず、アップダウンが多かった。ここまでと決めていたので必死に勉強したとも言えない。
水曜の夜、担任のK先生からカカオメールがあり、今期の点数を知らされた。小生の5級での成績は73.22点で、かろうじて合格していた。70点以上が進級点なので、6級に行こうと思えばまあ行けたのだった。




5級2班のクラスメートの進路は様々で、6級に進む者、嶺南大学に進む者、ソウルの大学や大学院に進む者、国に帰る者、主婦に戻る者 etc.
嶺南大学韓国語教育院で、1年間に習った先生たちの名前を記念に記す。


卞敬姫 ビョン・キョンヒ 변경희
洪京和 ホン・キョンファ  홍경화
徐銀那 ソ・ウナ 서은나
金美環 キム・ミギョン  김미경
柳知延 ユ・ジヨン  유지연
李受炫 イ・スヒョン  이수현 
權智賢 コン・ジヒョン  권지현 
金美羅 キム・ミラ  김미라
宋英承 ソン・ヒョンスン  송영승
汀 チョン・ヒョンジョン  정햔정 

2014年11月17日月曜日

1年が過ぎて

韓国で暮らし始めたのが昨年11月末からだから、ほぼ1年が過ぎた。語学堂の授業も今週が最後で、週明けに期末試験があって、秋学期も終了となる。
5級の授業はソウル大学のテキストと、TOPIK対策授業の2本立てで、やはり忙しい詰め込み授業だった。担任のK先生は蔚山出身で30代半ばか。この語学堂で、1年間で10人の先生に習った。皆女性でそれぞれ個性もあり優秀な韓国語教師である。自慢にはならないがこの10数年で合計20人以上の(30人くらいかも)韓国人の女性に韓国語を教えてもらい、男性は(ほとんど顔も名前も憶えていない)わずか1人か2人である。概して、ハキハキ、テキパキ、優秀な女性教師ばかりであった。全然上達しなかったのはひとえに自分の責任である。
残念ながら、最後のK先生だけは、小生にはダメだった。話すことの6割か7割くらいしか、わからないのである。早口でしゃべりっぱなしなのはいいとしても、ポイントをつかめないダラダラトークなのである。家族の話、友人の話、夫の話など、話題は豊富で演劇的な状況説明の例文も多く、クラスの大部分の女性たちは聞き取れて冗談に笑っているけれど、小生にはついていけなかった。副担任のS先生の話は95%以上理解できるのだから(授業もS先生のほうがずっと上手い)、この差は何だろうかと思ってしまう。




これは、今期の授業で試みた自主製作映画のポスター。携帯電話の動画カメラで撮影した、お遊び学芸会のようなものだ。5組2班は2チームに別れ、男3、女3の我々は「鬼神現る」というホラー・コメディ。ストーリーは凝っていたが演技力不足で時間をかけたわりに面白くない。女7名のチームは「大丈夫、精神病だから」という危ない内容で、ガールズラブ的、即興的、変態的ないい加減さが結構面白かった。たまたま編集できる人やポスターをデザインできる人がいたから良かったけれど、携帯電話だけで映画を作れというのはあまりに適当すぎて、今でも首をかしげる、思いつき授業。学生たちの負担は大きかった。せめてカメラやスタジオ、編集機器くらいないと、映画なんて無理である。


11月7日、ソウルの広蔵市場に1年ぶりに出かけて 간청엽 (牛レバ刺しとセンマイの盛り合わせ)に挑戦・・・金曜夕方とあって、芋を洗うような大混雑でユッケ通りの店には入れず、通りを離れた何でもありの大型店へ・・・あまりに不味くて途中で放棄。こういうのは新鮮度が命なのだ。特にセンマイはひどかった。12000ウォン。広蔵市場も観光客でめちゃくちゃな混雑ぶりに、座る気をなくして、いったん明洞のホテルに戻る。口直しにピンデトックを食べたくて、歩いて鐘路へ。


歩いて10分、열차집(ヨルチャ[列車]チブ)はすぐ見つかった。6年ぶりである。前回は再開発で移転する前の店だった。店構えが以前よりは風情に欠けるが、マッコリだけでも10種類という、渋いアジョシ向けの居酒屋である。広蔵市場の油まみれピンデトックとは違って、あっさりとした味わい。他にもメニューは多く、再訪したいものだ。ピンデトック10000ウォン、マッコリ3000ウォン。



名店「里門ソルロンタン」に3年ぶりに寄ってみた。味は・・・普通かな。昔は何でも珍しくておいしいと思ったのだが・・・。7000ウォン。



11月8日、仁寺洞の 여자만 (汝自湾)という全羅道料理の店。初めて目にするような珍しい料理が多かった。有名店らしいが、ご馳走になったので値段はわからない。いつも満席だとか。



自宅近所の人気店 동궁가들 、プルコギ食べ放題1人前12000ウォン。田んぼの中の一軒家だが、嶺南大学の学生たちがグループで来る店だとか。味はまずまず。アジョシ3人で9人前をたいらげ、ビール4本、マッコリ1本で、5万ウォンくらい? この日はGさんにご馳走になる。


週に2回くらい昼食を食べる学内の「선향재 善香斎」。昼定食5000ウォン。主に教職員向けの食堂だが、気が利いたものを出すので、授業帰りに寄るようになった。これは鶏のスープだが、とても美味しかった。

2014年11月4日火曜日

石窟庵 芠皇寺

仏国寺から石窟庵までは山道を8キロ、過去2回はタクシーで登ったが、今日は12番バスに乗ってみる。1時間に1往復のこのバスも1500ウォン。登山服姿の賑やかなアジュンマたち、どこかの教会のシスター2人、中南米系のカップル、広東語を話す中国人(おそらく香港)等、平日とあってのんびりしている。







山門から石窟庵までの山道、10分か15分くらいの参道だが、8年前、初めて来た時の凍えるような寒さを思い出す。登っていると汗ばむ一方で、この参道の日陰は意外に寒さがしみてくる。地形などの気象条件なのか、なんだか不思議な道である。この参道にはちょっと紅葉を期待していたのだが、たいしたことがなかった。日本海に近い山並みの中に紅葉黄葉の絶景ポイントがあるそうな。




石窟庵は相変わらず工事中なので、ガラス越しに眺めるだけ。仏像の後ろに回り込んだり、周囲の四天王、十大弟子、観音菩薩など、こまかな部分を楽しめないので、つまらない。そそくさと降りてきたら、ほかに見るべきものもなし。さっさと参道を降り、1時間で十分だった。午後2時発の仏国寺行きに乗り込む。仏国寺前からはまた11番市内バスに乗り、普門団地等のリゾートホテルや遊園地の地帯を過ぎて、初めての芠皇寺(본황사 プンファンサ、ブヌファンサ)へ。





新羅時代、善徳女王3年(634)に建てられた石塔は、七重または九重の等だったと推測される。1915年に朝鮮総督府が解体・修理を施し、三重の塔を再建した。予想通り、小さく素朴なたたずまいに好感を持った。他の寺は入場料4000ウォンだが、ここは1700ウォンとつつましい。


最後はまたチョンソンデに立ち寄って、慶山に戻った。秋晴れ、風もなく、穏やかな1日也。

秋の慶州

2014年11月4日(火)

快晴が続くので、今日は語学堂をさぼって、慶州へ紅葉を見に出かけた。5度目の慶州だが、1人で行くのは初めてだ。タクシーに乗らず、すべてバスに乗るのが今日のプラン。朝9時45分、嶺南大学前から慶州行きのバスに乗り、約1時間、4400ウォン。慶州市外バスターミナルに着くと、市内バス11番に乗り換えて仏国寺までは約40分。慶州市内のバスは現金だと1500ウォン均一で、やや高めの設定? 仏国寺に来るのは3度目だが、1人で来るとまた感じが違う。あれ、こんなに坂を登ったかな?等、記憶というのは曖昧なものだ。