松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2010年11月2日火曜日

2010年11月2日(火)

                  
「たかねの湯」も「パノラマの湯」も北杜市の公共施設なので、入場料は北杜市民300円、別荘利用者450円、市外の一般客700円となっている。今年の夏までは700円を払っていたが、今回からは「大泉から来ました」といって、Yさん宅にあった電気料金通知書を見せ、450円で入る。
 今朝は秋晴れだが少しガスがあり、遠くの山並みは霞んでいる。窓から見えるススキが朝日を浴びて美しい。裏の森から枯れ葉が絶え間なく舞い散っている。
 アトリエの風通し。スイス・ベルン在住のYさんは、ドイツ国境のエルマティンゲンという町で大回顧展があり、今日がオープニングのはずだ。現在86歳、小生が生まれた頃米国に渡り、1950年代、アメリカ・モダン・アートの激動の日々を過ごし、アメリカ人と結婚して離婚、スイスに移住して欧州で人気画家となった。日本では知る人が少ないが、岐阜県恵那市と静岡県富士市に個人美術館がある。小生は昭和の終わり頃にYさんと知り合い、小説や本の相談相手になったり、美術館の企画展の案内文を書いたり、来日するたびに会っている。
 最近はさすがに日本までの長旅が億劫になったのか、以前ほどのペースではなくなった。この山荘を建てたころは、春と秋の年2回数ヶ月滞在していたのだが、今年は4月に3週間ほど滞在しただけ、来年は秋まで来る予定がないそうだ。
 小生が時々訪れて掃除や家のメンテナンスをしているのだが、会社つとめをしている以上、そうたびたびも来られない。冬は4WDの車がないと不便なのでちょっと無理。次に来られるのは来春だろうか。この5,6年、春夏秋冬来てみたが、やはり秋が最高である。やっと訪れた秋日和。今日が最後であるけれど…。

0 件のコメント:

コメントを投稿