松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2013年12月23日月曜日

牛肉のクッパ

12月19日(木) 家人からEMS(国際スピード郵便)で醤油、コーヒー、固形だしの素、靴下等送ってもらう。今回は4日で着いたが、前回同様、留守の時で、携帯に電話がかかってきた。頼んでみても再配達はダメなようだ。今回は近所のセブンイレブンに預けていった。

12月20日(金) 語学堂の帰路、大学近くの理容院に寄る。初めて髪を刈ってもらう。「全体的に短く」と言ったら、鬼軍曹のような中年男性にかなり大胆に短くされた。このまま軍隊に入隊できそうである。技術は乱暴だが、洗髪、顔剃りもやってもらい8000ウォン。800円と思えば、池袋の1000円床屋、近所の最高技術の床屋4200円と比べて、お得な感じはした。

12月21日(土) CC先生と会う。嶺南大学構内を散歩してから、大学西門前の「가마솥 국밥」へ。3週間前LW先生と来て以来だが、この店は美味しい。






いつも満員である。牛肉のクッパ以外はほとんどメニューがない。今のところ、嶺南大学付近でベストの店。コクのあるスープの美味しさ。クッパの店はこのあたりにも多いが、この店の味を知ってしまうと、どの店も普通以下にしか思えない。

CC先生は一番の「親日派」で、交換教員として新潟県で2年ほど暮らしたことがある。毎日インターネットで朝日から産経まで読み、松本清張から塩野七生まで幅広く愛読する。語彙の豊富さ、現代日本事情をよく知り、日本語の会話で不自由はない。こちらも難しい言葉を使うのに遠慮する必要もない人である。
韓国語は6割から7割が漢字語であるという。

정식 일본 음식을 먹을 때 식사를 전채부터 디자트까지 차례로 먹어요.
正式な日本料理を食べるとき、食事は前菜からデザートまで順番に食べます

これは小生の作文の一部。宿題で書かされたたどたどしい韓国語である。この文をCC先生に読んでもらった。「思ったよりは書けるもんだね」とお世辞をいただく。
정식は、「定食」「正式」、どちらもこのハングル表記。전채は、前菜。
まず、정식を読んだだけでは定食なのか正式なのかわからない。この一文を最後まで読んで、ようやく大衆食堂の話ではないから「正式」の意味だと理解する。전채は、「前菜」という漢字を知らない(目の前に浮かんでこない)から、何のことだろう、전체(全体)?と普通の若者は考えてしまうのだそうだ。
このように漢字と切り離されてしまったハングルは、非常にもどかしい不便な言語になってしまっているというのがCC先生の考え。一目見ただけで意味のわかる漢字の便利さを捨ててしまったのが現在のハングル事情である。

CC先生とは一日色々な話をした。先生は韓国人だからやはり安倍さんがお好きではないようで、最近の「国家安全保障戦略」を危険な方向であると批判していた。「やれやれ…」なのだが、小生も面倒になり、いちいち弁解や弁護をする気にもなれなかった。こういう局面は親しくなって話し込むと出てくるのである。

尚、最初の雪の写真、数日前の風景だが、どうして動画(?)になっているのか、わからない。こんな人工の雪を降らせる技術、小生は持っていないし…。この雪も2日くらいで解けてしまった。大邱ではなかなか雪は積もらないという。

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