松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2014年2月3日月曜日

旧正月 天王祭

2014年1月30日~2月2日は韓国ではお正月の4連休だった。今年は1月31日(金)が旧暦の元日。例年は前日と翌日とで3連休になることが多いのだが、カレンダーの関係で今年は4連休。テレビでは日本と同様、ニュースで大混雑する高速道路の様子が繰り返し伝えられたり、お正月特番(お笑い芸能人が主流なのも日本と同じ)やら、最近のヒット映画(「王になった男」「ベルリン・ファイル」など)が放送される。
正月(ソルナル)と秋夕(チュソク)は、韓国に住む外国人にとって退屈な休日だ。民族大移動の時期だから旅行もままならず、食堂やレストランはほとんど休み、映画館等も大混雑で、手持無沙汰、何もすることがない。

2月1日、同級の中国人S君の誘いで、大邱郊外、漆谷영오리村の「天王祭」を見学に行った。



この小さな村に350年以上続いている正月のお祭りで、村の男女が太鼓や鐘を打ち鳴らしながら各家を訪れ、鬼神退散、家内繁盛を祈るものらしい。


KBSのカメラも取材に来ていた。

※2月7日(金)午後5時~、偶然テレビをつけたら、この日の取材が放映されていた。雑煮を食べている小生も数秒間映った。テレビの映像というのは、特に色が鮮明に過ぎて、現実のほうがくすんで見える。


大邱グローバルセンターの主催で、大邱に住む外国人と毎年マイクロバスを仕立てて祭りを見学するらしい。




村の人たちと、集会場で手作りのマッコリや雑煮を食べながら、素朴な心づくしを受ける。


書き初めも英語、韓国語、中国語などで。


毎年、村で一軒だけ、楽隊に突入された家では、一年間酒もセックスもしてはいけないという禁忌を守らなくてはいけないそうな。
なんだか勝手がわからないままにイベントは終了、大邱市内に戻ったが、参鶏湯の店も開いておらず、東城路を適当に歩きながら、開いていたウズベキスタン・ロシア料理店へ。



中国人のS君、K君と、ロシア・ビールやウォッカを飲みながら、旧正月を祝う。
S君は嶺南大学医学部、K君は啓明大学経済学部の学生。
例によって韓国語と英語のチャンポン会話。
韓国にはどの町にも中国人学生が一番多い。彼らがどういう経緯で韓国に留学したのか、少しずつ聞き出しているが、この件はデータを増やしてからもう少し先に書いてみたい。

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