
松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹
2014年9月8日月曜日
2014年8月8日金曜日
2014年8月8日(金)
夏学期の期末試験ほぼ終了した。月曜日に말하기(スピーチ)の試験を残すのみ。試験、試験に追われた3ヶ月だった。
これらは、先週、大邱からバスで1時間、密陽(ミリャン)の村での文化体験授業風景。川遊びが楽しかった。
今週の火曜日、TOPIKの成績発表があり、小生は 쓰기 33 点、 듣기 48 点、 읽기46点、計127点で、かろうじて3級合格(各100点満点)。あと2回の挑戦で、4級を取れるかどうか、が今年の課題となった。
9月15日から始まる秋の授業(5級クラス)で、語学堂に通うのも終了する予定。
秋の3か月の間に、大学院の入学手続きやら、ビザの延長やら、来年以降の韓国生活の大枠が決まることになりそうだ。
日本は猛暑と台風の夏。甲子園の高校野球も始まる。初めて迎えた大邱の夏だったが、恐れたほどのすごさではなかった。陽射しが強烈で湿度の高い日があるものの、体感では不快指数が東京よりは低い感じがする。熱帯夜というのもこれからあるそうだが、来週帰国するので今年は体験せずに済みそうだ。
毎日学校と自宅の往復のみ(最近朝のバスに乗る要領まで会得)、試験、試験のストレスなのか、2、3キロ太ってしまい、体が重い。日本に帰って酒を控え、少しダイエットをしたい。
毎日学校と自宅の往復のみ(最近朝のバスに乗る要領まで会得)、試験、試験のストレスなのか、2、3キロ太ってしまい、体が重い。日本に帰って酒を控え、少しダイエットをしたい。
2014年7月27日日曜日
防川市場
嶺南大学で日本語を教えているHさんからの誘いで、鳳山文化会館で行われているコンサートを聴きに行く。거리의 楽사(通りの楽士)という名の青空コンサートで、フォーク、ジャズ、伝統音楽、クラシックなどを市民に気軽に楽しんでもらうという企画らしい。
風景荘近くからバスに乗って半月堂まで約50分、夕方になり陽射しは少し弱まったが、空は青く高い。
この人はチェファン(채환)というフォーク・シンガーで、一言でいうとキム・グァンソク(金光石)の衣鉢を継ぐ(悪く言えばエピゴーネン)歌手である。大邱出身のキム・グァンソク(金光石)は韓国では知らぬ人のいない歌手で、80年代から90年代、民主化運動の渦中で名曲を次々にヒットさせた。1996年に32歳の若さで自殺(他殺説もあり)したので、尾崎豊に例えられることもある。彼の歌は、伸びのある声で、明快な抒情に満ちた覚えやすい曲ばかりだ。没後18年が過ぎたが、今でも多くの歌手が歌い継ぎ、ミュージカルにもなるなどして、同時代を生きた人々の郷愁を誘うばかりか、生前の活躍や激動の時代を知らない若者の中にも新しいファンが生まれている。
http://www.youtube.com/watch?v=vHelYw-nClY&list=WL&index=21
http://contents.innolife.net/lista.php?ac_id=13&ai_id=49
チェファンも金光石に似た伸びのある声質で、彼のオリジナルと金光石の曲と半々くらい、約1時間の演奏。ソウルに住んでいて、毎週のように大邱に来て歌っているらしい。
心が洗われた思いがしたあとは、Hさんの知人で、このコンサートの企画者でもあるYさんに誘われて防川市場(パンチョン・シジャン)へ。
大邱東部教会の向かいにある防川市場は、かつて大邱の三大市場の一つと言われたが、近年衰退が激しく周辺もややスラム化していたという。そこへキム・グァンソク通りを川沿いに作ることに始まり、ギャラリー、カフェ、工芸店、工房、バー、レストランなど、お洒落な店がぽつぽつと出来始めて、ここ数年で若者向けのアートな街に生まれ変わりつつある。午前中はアジュンマたちが野菜や魚を売る通りが、夕方から夜にかけては若者がざわめく食堂街に変わるのだという。
この日も街のあちこちで若者たちが歌っていた。みんななかなかオサレ。
夜の食堂街は雰囲気の良い新しい店が多く、家族連れや若者たちで賑わう。美味しそうな店ばかりだ。その中でも空席待ちの行列ができていた「家族」というチョッパル(豚足)の店が良さそうだったので、Hさん、Yさんと一緒の席を外に作ってもらい、ビールで乾杯。
Yさんは写真家のご主人とこの町でギャラリーやアートスペースをいくつも経営していて、通りを歩くたびに知人と声をかけあっている。若く貧しいアーティストたちのパトロン、プロデューサーといった存在だろうか。嶺南大学周辺では見かけない種類の人種である。
自宅の近所にはろくな食堂がなく田舎の壁につきあたっていた小生には、まだまだ大都会・大邱には未知の世界が多いことが確認でき、先日の西門市場の餃子といい、今日のチョッパルといい、大げさに言うと少々希望が湧いてきたのだった。
韓国の夏
2014年7月26日(土)
今週初め、名古屋も東京も梅雨明けとなった。
韓国には「梅雨明け」に相当する言葉はないそうで、「長雨が終わる」と言う。
韓国の長雨はまだ終わらない…はずだった。
7月7日、小暑。7月18日、初伏。7月23日、大暑。
暦の上では夏のさなか。大邱では、24日(木)から猛暑が続く。月曜日の段階で、週末は雨が続くとの予報だったので、語学堂では25日(金)に予定していた「文化体験」(密陽へのバス旅行)を来週の火曜日に延期を決定。ところが予報は外れて、このように快晴続きだ。日本でも何度も体験したが、「もうこれは梅雨が明けてるだろ? 梅雨明け宣言なぜしない?」の状態ではないか。
これは7月20日(日)に大邱大学で行われたTOPIK2の時のスナップ。大邱大学は嶺南大学前からバスに乗って1時間近くかかる。イメージとしては慶山市の田んぼの真ん中にある感じ。嶺南大学だって大邱市外の田舎にあるので、上には上がある、もっと田舎の大学という印象。キャンパスは嶺南大学に劣らず広いし緑が豊かだが、周りには何もない。学生たちは延々バスで通うしかないから、入学が決まったら親に車を買ってもらうというのは、地方大学にとっては現実的なことなんだと実感した。
ちなみに数ある大邱の大学のうち、東京6大学ならぬ大邱5大学は、慶北大、嶺南大、啓明大、大邱大、大邱カソリック大、なのだそうだ。このうち慶北大だけが国立で、あとは私立である。
TOPIK2は午後1時に始まり、午後4時半に終了。全国一斉なので、運営はしっかりしている。教室を探して入ると、小生の指定座席がある。机には受験票と外国人登録証(ないしはパスポート)を置き、試験官が必ずチェックして解答用紙にハンコを押す。
13:00~14:50 듣기(聞き取り50問) 쓰기(短文、長文の作文等)
15:20~16:30 읽기(読解50問)
300点満点だが、我々の目標は120点以上(3級)、成績が良ければ150点以上(4級)である。
5級は190点以上、6級は230点以上だが、5級・6級は難関で、これだけの量と質の問題を手早く解くためには1、2年くらいの韓国滞在ではちょっと手が届かないのではないか。
翌日からインターネットに問題も回答も発表される。小生はぎりぎり3級に受かったかどうか…であった。解答はほとんどが4択式で、4つの答えの中から正解を選んでマークシートを塗りつぶす。模擬試験も含めて何度も練習したが、例えば읽기でも今のわれわれの実力では、50問中、70分間で解けるのはせいぜい30問くらいだ。残りの20問は適当にマークシートを埋める。するとだいたい20問中5問くらいは確率的に正解となる。この部分に期待するしかない?というトホホな試験である。
今週初め、名古屋も東京も梅雨明けとなった。
韓国には「梅雨明け」に相当する言葉はないそうで、「長雨が終わる」と言う。
韓国の長雨はまだ終わらない…はずだった。
7月7日、小暑。7月18日、初伏。7月23日、大暑。
暦の上では夏のさなか。大邱では、24日(木)から猛暑が続く。月曜日の段階で、週末は雨が続くとの予報だったので、語学堂では25日(金)に予定していた「文化体験」(密陽へのバス旅行)を来週の火曜日に延期を決定。ところが予報は外れて、このように快晴続きだ。日本でも何度も体験したが、「もうこれは梅雨が明けてるだろ? 梅雨明け宣言なぜしない?」の状態ではないか。
これは7月20日(日)に大邱大学で行われたTOPIK2の時のスナップ。大邱大学は嶺南大学前からバスに乗って1時間近くかかる。イメージとしては慶山市の田んぼの真ん中にある感じ。嶺南大学だって大邱市外の田舎にあるので、上には上がある、もっと田舎の大学という印象。キャンパスは嶺南大学に劣らず広いし緑が豊かだが、周りには何もない。学生たちは延々バスで通うしかないから、入学が決まったら親に車を買ってもらうというのは、地方大学にとっては現実的なことなんだと実感した。
ちなみに数ある大邱の大学のうち、東京6大学ならぬ大邱5大学は、慶北大、嶺南大、啓明大、大邱大、大邱カソリック大、なのだそうだ。このうち慶北大だけが国立で、あとは私立である。
TOPIK2は午後1時に始まり、午後4時半に終了。全国一斉なので、運営はしっかりしている。教室を探して入ると、小生の指定座席がある。机には受験票と外国人登録証(ないしはパスポート)を置き、試験官が必ずチェックして解答用紙にハンコを押す。
13:00~14:50 듣기(聞き取り50問) 쓰기(短文、長文の作文等)
15:20~16:30 읽기(読解50問)
300点満点だが、我々の目標は120点以上(3級)、成績が良ければ150点以上(4級)である。
5級は190点以上、6級は230点以上だが、5級・6級は難関で、これだけの量と質の問題を手早く解くためには1、2年くらいの韓国滞在ではちょっと手が届かないのではないか。
翌日からインターネットに問題も回答も発表される。小生はぎりぎり3級に受かったかどうか…であった。解答はほとんどが4択式で、4つの答えの中から正解を選んでマークシートを塗りつぶす。模擬試験も含めて何度も練習したが、例えば읽기でも今のわれわれの実力では、50問中、70分間で解けるのはせいぜい30問くらいだ。残りの20問は適当にマークシートを埋める。するとだいたい20問中5問くらいは確率的に正解となる。この部分に期待するしかない?というトホホな試験である。
2014年7月12日土曜日
2014年7月12日(土)
長雨が続いている。日本列島は豪雨、台風、水害、地震と、気候の激烈化に今年も悩まされている。東京の家人からのカカオメールでは、今年は久しぶりに雨ばかり降る梅雨らしい毎日とのこと。初めて迎える大邱の長雨は穏やかで、曇りがちな日もあるが雨量は多くはない。昨日は台風8号が通過したので、日本同様、台風一過の猛暑。朝から首筋に当たる陽射しの強さは半端ではない。韓国語では陽射しのことを 햇빛 (ヘッピッ)という。スリランカ人のJ君にスリランカと韓国では夏の暑さがどうちがうのか聞くと、暑いのは同様だが 햇빛は韓国のほうが強いという。
中央左のS先生、なかなかの美人。左の2人は日本人、右は中国人とベトナム人。授業のあと、4級4班でこうして昼食をするのは初めてだった。スパゲッティ、ピザ、サラダ、ピラフ(というよりはチャーハン)等、S先生が豪快にご馳走してくれた。教室では皆おとなしいと書いたが、カカオトークでは参加者が多く、えんえんとチャットが続くことがある。S先生、意外に世話焼きで、「試験は9時から。遅れないように!」などといったメールを度々よこす。それに対して学生たちが茶々をいれるような返事をするので、またそのやりとりが延々続いたり。クラスは12名と書いたが、サウジの2名は脱落してしまい現在10名、スウェーデンのエミリーは風邪気味で欠席。ラマダン中のアブダラも欠席。
月曜日で中間試験が終わり、ほっとしたのも束の間、7月20日のTOPIK(韓国語能力試験)に備えて模擬テストが行われた。
듣기(聞き取り)、 쓰기(作文)が110分、200点。
읽기(読解)が70分、100点。
읽기を例にとると、50問(各2点)を70分で解かなければならない。問題をゆっくり読んでいる暇はない。選択式の解答と問題に素早く目を走らせ、直感と文脈のヒントを頼りに最速で(たとえ間違っていても)答えを決め、次の問題に移る、といった集中力と受験技術が必要となる。
我々が受けるのは、TOPIK2(3級、4級、5級、6級の共通試験)であり、満点が300点で、
120点取れば3級、150点で4級、190点で5級、230点以上取れば6級で、それより上はない。
4級班のわれわれの目標は、とりあえずTOPIKの3級、できれば4級を、といったところか。問題数も多く、解答時間は少なく、50問中後半の20問は難問、高級者向けである。
初めて受けた模擬試験、やかりかなり難しい。辞書をひいてゆっくり解けばできる問題でも、1問あたり所要1分半、辞書なしだとヤマ勘連発である。듣기でも、ややこしく間違いやすい微妙な差の解答ばかりなので、うーんと熟考していると次の問題が読み上げられてしまう。小生の初めての点数は124点だった。
S先生の指導も割り切ったもので、50問中後半の20問は難しいので無視、回答はアトランダムにマークシートを埋めるだけでいい、前半の30問に集中してやりなさい。長文作文(50点)は初めから放棄して、短文と他の問題に力を注ぎなさい、といった現実的な受験テクニックを伝授された。
来週、もう一度模擬試験を受けて、7月20日の本番に臨む。
パッピンスとコーヒー。あずきと餅と黄粉が入っている。黄粉のないパッピンスはないのだろうか? 黄粉は苦手。量が多くて値段が高い。氷水が千円近いなんて…。
マンゴーピンス。これも量が多い。学生たちは3人で入って1つしか頼まない。余談だが、韓国では食堂、カフェに、食べ物・飲み物の持ち込みは自由である。3人でマンゴーアイスを1つだけ頼んで、持ち込んだパンやコーラを飲み食いして1時間おしゃべりしても、誰も文句は言いません。
大学前の中華料理店「大団圓」の「●(火ヘンに留)肝皮」、牛の小腸だと思う。青島ビールや白酒にピッタリ。ラーメンやジャージャー麺以外の、ちゃんとした中華料理は、大邱に来てまだここでしか食べたことがない。
中央左のS先生、なかなかの美人。左の2人は日本人、右は中国人とベトナム人。授業のあと、4級4班でこうして昼食をするのは初めてだった。スパゲッティ、ピザ、サラダ、ピラフ(というよりはチャーハン)等、S先生が豪快にご馳走してくれた。教室では皆おとなしいと書いたが、カカオトークでは参加者が多く、えんえんとチャットが続くことがある。S先生、意外に世話焼きで、「試験は9時から。遅れないように!」などといったメールを度々よこす。それに対して学生たちが茶々をいれるような返事をするので、またそのやりとりが延々続いたり。クラスは12名と書いたが、サウジの2名は脱落してしまい現在10名、スウェーデンのエミリーは風邪気味で欠席。ラマダン中のアブダラも欠席。
月曜日で中間試験が終わり、ほっとしたのも束の間、7月20日のTOPIK(韓国語能力試験)に備えて模擬テストが行われた。
듣기(聞き取り)、 쓰기(作文)が110分、200点。
읽기(読解)が70分、100点。
읽기を例にとると、50問(各2点)を70分で解かなければならない。問題をゆっくり読んでいる暇はない。選択式の解答と問題に素早く目を走らせ、直感と文脈のヒントを頼りに最速で(たとえ間違っていても)答えを決め、次の問題に移る、といった集中力と受験技術が必要となる。
我々が受けるのは、TOPIK2(3級、4級、5級、6級の共通試験)であり、満点が300点で、
120点取れば3級、150点で4級、190点で5級、230点以上取れば6級で、それより上はない。
4級班のわれわれの目標は、とりあえずTOPIKの3級、できれば4級を、といったところか。問題数も多く、解答時間は少なく、50問中後半の20問は難問、高級者向けである。
初めて受けた模擬試験、やかりかなり難しい。辞書をひいてゆっくり解けばできる問題でも、1問あたり所要1分半、辞書なしだとヤマ勘連発である。듣기でも、ややこしく間違いやすい微妙な差の解答ばかりなので、うーんと熟考していると次の問題が読み上げられてしまう。小生の初めての点数は124点だった。
S先生の指導も割り切ったもので、50問中後半の20問は難しいので無視、回答はアトランダムにマークシートを埋めるだけでいい、前半の30問に集中してやりなさい。長文作文(50点)は初めから放棄して、短文と他の問題に力を注ぎなさい、といった現実的な受験テクニックを伝授された。
来週、もう一度模擬試験を受けて、7月20日の本番に臨む。
パッピンスとコーヒー。あずきと餅と黄粉が入っている。黄粉のないパッピンスはないのだろうか? 黄粉は苦手。量が多くて値段が高い。氷水が千円近いなんて…。
マンゴーピンス。これも量が多い。学生たちは3人で入って1つしか頼まない。余談だが、韓国では食堂、カフェに、食べ物・飲み物の持ち込みは自由である。3人でマンゴーアイスを1つだけ頼んで、持ち込んだパンやコーラを飲み食いして1時間おしゃべりしても、誰も文句は言いません。
大学前の中華料理店「大団圓」の「●(火ヘンに留)肝皮」、牛の小腸だと思う。青島ビールや白酒にピッタリ。ラーメンやジャージャー麺以外の、ちゃんとした中華料理は、大邱に来てまだここでしか食べたことがない。
2014年6月21日土曜日
長雨(チャンマ)
2014年6月21日(土)
韓国では梅雨を長雨(チャンマ)という。このところ曇りがちな日が続いているのでもう長雨に入っているのかと思ったら、天気予報ではまだ済州島までなんだそうだ。日本列島はすでに梅雨入りして2週間が過ぎている。体感では梅雨のような感じなのだけれど。大陸と地続きの朝鮮半島の気候は日本とは微妙に異なるのだが、まだうまく表現できない。
夏学期が始まって3週間が過ぎた。教室のクーラーをつけたり消したり、涼しかったり暑かったり、微妙な気候の日々が続く。松花粉は終わっても鼻炎は終了せず、ティッシュ消費量は半端ではない。自宅でもクーラーをつけたり消したりを繰り返しているせいもあるが、これでは日本にいた時より体調が悪いということになる。セレスタミンを飲んでもまったく効果なし。
4級4班は12名。担任は中野良子+ソン・イェジン似のS先生。少し褒めすぎかもしれないが、独身の大邱美人。facebookでは30歳と自称しているが、副担任のK先生によると40歳だという。S先生はテンポよくアルトの声でまくしたて、学生が理解しても理解できなくても容赦なく先に進む。ちょっと突き放したところと一人一人に声をかけて冗談をいうところのミックスが心地よく、安定した授業だ。中国の高校で2年ほど韓国語を教えていたこともあるとのことで、学生の扱いがうまい。
こんどのクラスは12名。中国4、サウジ3、日本2、ベトナム1、スリランカ1、スウェーデン1。特徴はおとなしいこと、ムードメーカーがいないこと。2級、3級の頃は休み時間に中国語の洪水となり、1人か2人、目立つ学生がいたのだが、こんなに皆おとなしいとちょっと調子が狂う。先生の質問に誰も答えないので仕方なく小生が声を出すこともしばしば。しかし4級なので、皆相当の実力は持っている。ただサウジの連中は相変わらず遅刻・欠席の常習者ばかり。このうちスウェーデンの金髪美女エミリーは2級の時に同じ班だった。最近ソウルに住む韓国人と熱愛中で、facebookに恋人との写真ばかりアップしている。中国人女性のマ・アナンは3級で一緒だった。目鼻立ちのはっきりした美人で性格も良い。この学校で知り合った中国人の彼氏といつも一緒だが、最近こころなしか憂鬱そうな顔をしている。
前期の3級の時は4人の教師が入れ替わり立ち替わりで落ち着かなかったが、今期は安定した。午前中、初めの2時間はS先生、次の2時間はK先生。火曜木曜は午後2時~4時にTOPIK授業がありY先生。Y先生は2級のときの担任でソウル出身、梨花女子大大学院卒の30歳(こちらは本当)、墨田ユキ似の和風美人。副担任のK先生は27、8歳かな? やはりソウル出身で、Y先生と同じく大邱の男と結婚して大邱にやってきたので、Y先生と仲がいいらしい。K先生は誰に似ているかが思いつかないが、おっとりにこにこ型。K先生の出身大学はまだわからないが、facebookで「友達の友達」などを活用してみると、この語学学校の教師はほとんど嶺南大学出身であることがわかった。大学院卒業者も多い。
テキストにも進歩があり、聞き取り用テキスト、TOPIK用テキスト、教科書補助テキストなど(いずれも先生たちの手作りだろう)が用意されており、毎回やっつけのコピーを配られた前期とはエライ違いである。授業は予習復習をしないと、ついていくのが辛い。宿題や課題も多く、どうやらこれまでよりも勉強せざるを得ないようだ。
成績評価も変化した、以前は中間試験と期末試験がほとんどだったが、今期からは、
中間試験 30%
期末試験 30%
クイズ(毎週の小試験) 20%
模擬TOPIK 20%
という構成。遅刻欠席は規定以下だと進級やビザ延長に支障が出る。
TOPIK至上主義はますます加速され、クラス全員が7月20日のTOPIKを受けることになった。前期は興味が持てなかったのだが、こうなったら流れに身をまかせるしかない。
これは大学前に最近できた「설빙」(雪氷)の인절미절빙 (黄粉アイス)。Korean Dessert Cafe として主要都市や駅、空港に出店しているパッピンスやマンゴーアイスの人気店。かき氷がパウダーのようにきめ細かく、なかなか融けない。オリジナルな製法があるのだという。これで6000ウォン也。30分くらい格闘したが、量が多くすぎて、3分1ほど残してしまった。
韓国では梅雨を長雨(チャンマ)という。このところ曇りがちな日が続いているのでもう長雨に入っているのかと思ったら、天気予報ではまだ済州島までなんだそうだ。日本列島はすでに梅雨入りして2週間が過ぎている。体感では梅雨のような感じなのだけれど。大陸と地続きの朝鮮半島の気候は日本とは微妙に異なるのだが、まだうまく表現できない。
夏学期が始まって3週間が過ぎた。教室のクーラーをつけたり消したり、涼しかったり暑かったり、微妙な気候の日々が続く。松花粉は終わっても鼻炎は終了せず、ティッシュ消費量は半端ではない。自宅でもクーラーをつけたり消したりを繰り返しているせいもあるが、これでは日本にいた時より体調が悪いということになる。セレスタミンを飲んでもまったく効果なし。
4級4班は12名。担任は中野良子+ソン・イェジン似のS先生。少し褒めすぎかもしれないが、独身の大邱美人。facebookでは30歳と自称しているが、副担任のK先生によると40歳だという。S先生はテンポよくアルトの声でまくしたて、学生が理解しても理解できなくても容赦なく先に進む。ちょっと突き放したところと一人一人に声をかけて冗談をいうところのミックスが心地よく、安定した授業だ。中国の高校で2年ほど韓国語を教えていたこともあるとのことで、学生の扱いがうまい。
こんどのクラスは12名。中国4、サウジ3、日本2、ベトナム1、スリランカ1、スウェーデン1。特徴はおとなしいこと、ムードメーカーがいないこと。2級、3級の頃は休み時間に中国語の洪水となり、1人か2人、目立つ学生がいたのだが、こんなに皆おとなしいとちょっと調子が狂う。先生の質問に誰も答えないので仕方なく小生が声を出すこともしばしば。しかし4級なので、皆相当の実力は持っている。ただサウジの連中は相変わらず遅刻・欠席の常習者ばかり。このうちスウェーデンの金髪美女エミリーは2級の時に同じ班だった。最近ソウルに住む韓国人と熱愛中で、facebookに恋人との写真ばかりアップしている。中国人女性のマ・アナンは3級で一緒だった。目鼻立ちのはっきりした美人で性格も良い。この学校で知り合った中国人の彼氏といつも一緒だが、最近こころなしか憂鬱そうな顔をしている。
前期の3級の時は4人の教師が入れ替わり立ち替わりで落ち着かなかったが、今期は安定した。午前中、初めの2時間はS先生、次の2時間はK先生。火曜木曜は午後2時~4時にTOPIK授業がありY先生。Y先生は2級のときの担任でソウル出身、梨花女子大大学院卒の30歳(こちらは本当)、墨田ユキ似の和風美人。副担任のK先生は27、8歳かな? やはりソウル出身で、Y先生と同じく大邱の男と結婚して大邱にやってきたので、Y先生と仲がいいらしい。K先生は誰に似ているかが思いつかないが、おっとりにこにこ型。K先生の出身大学はまだわからないが、facebookで「友達の友達」などを活用してみると、この語学学校の教師はほとんど嶺南大学出身であることがわかった。大学院卒業者も多い。
テキストにも進歩があり、聞き取り用テキスト、TOPIK用テキスト、教科書補助テキストなど(いずれも先生たちの手作りだろう)が用意されており、毎回やっつけのコピーを配られた前期とはエライ違いである。授業は予習復習をしないと、ついていくのが辛い。宿題や課題も多く、どうやらこれまでよりも勉強せざるを得ないようだ。
成績評価も変化した、以前は中間試験と期末試験がほとんどだったが、今期からは、
中間試験 30%
期末試験 30%
クイズ(毎週の小試験) 20%
模擬TOPIK 20%
という構成。遅刻欠席は規定以下だと進級やビザ延長に支障が出る。
TOPIK至上主義はますます加速され、クラス全員が7月20日のTOPIKを受けることになった。前期は興味が持てなかったのだが、こうなったら流れに身をまかせるしかない。
これは大学前に最近できた「설빙」(雪氷)の인절미절빙 (黄粉アイス)。Korean Dessert Cafe として主要都市や駅、空港に出店しているパッピンスやマンゴーアイスの人気店。かき氷がパウダーのようにきめ細かく、なかなか融けない。オリジナルな製法があるのだという。これで6000ウォン也。30分くらい格闘したが、量が多くすぎて、3分1ほど残してしまった。
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