松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2013年2月13日水曜日

2013年2月13日(水)

2泊3日はあっという間に過ぎてしまう。今朝のローマ風呂は熱かった。源泉ならではの体験也。




瀬見温泉は、義経と同行していた弁慶が発見したという由緒があり、源泉の湯は絶え間なく豊かにあふれている。かすかな塩味があり、透明な優しいお湯であった。
旅館の人に新庄駅まで送ってもらい、昼食は「急行食堂」で、新庄名物の鳥もつラーメン。


味は、昨日のやまや食堂には及ばなかった。
新庄駅で「雪うるい」という野菜を買って帰る。おひたしなどにして食する由。

ラーメンと地酒

昼食は、小国川を渡って、向かいのやまや食堂へ。


モノクロームの世界。春になると鮎釣りの客で賑わうという。



おばあさんが一人で切り盛りする食堂。地酒「此君」(このきみ)をやりながら、N氏の薦める中華そばを食べたが、大変美味しかった。漬け物をどんどんサービスしてくれたのも嬉しい。

部屋では、本を読んだり、李泰俊のテキストの予習をしたり、1日がすぐにたってしまう。夕食は、温泉街唯一の飲食店である庄内寿司へ。また「此君」の杯がすすんでしまう。

2013年2月12日(火)

朝、本館の千人風呂(ローマ風呂)に入ってみる。




金太郎のレリーフは、隣の男性用あたたまり湯の更衣室にあり、微笑を誘う。館内には、このような大工さんの遊びがあちこちにあって、心がなごむ。
あたたまり湯は、熱すぎて入れなかった。大きなローマ風呂の方はぬるめで、1人でのんびり。千人はオーバーで、せいぜい100人くらいしか入れないだろう。


タイルがあちこち剥がれているが、ギリシャ神話か何かの素朴なタイル絵も味がある。


これはローマ風呂の更衣室。おじいさんがここ掘れワンワンと言っていて、お湯のマークの下には小判がざくざく。



これは玄関にあるレリーフ。どれも素朴で、素人っぽいのがいい。


こちらは別館のオランダ風呂。部屋から近く、こちらにも通った。

瀬見温泉

2013年2月11日(月)

厳冬が続き、2月中旬になるというのに近所の梅の木に咲く気配が見えない。
今日から、2泊3日で、山形県の瀬見温泉に出かける。


滞在中の作家N氏を訪ねて、雪に埋もれた温泉地へ。山形新幹線の終点・新庄から陸羽東線に乗り換え、瀬見温泉駅で下車。駅舎も雪に埋もれていた。


瀬見温泉は800年の歴史を持つ、小国川沿いの鄙びた、小ぶりの温泉地で、旅館は7、8軒ぐらいか。N氏が長期滞在中の喜至楼は、明治期に建てられたというクラシックな建築。本館から別館まで、階段と廊下が入り組み、迷路のような趣も。


通された「須磨」の間から見える風景。


瀬見温泉の町並み。共同浴場がいくつもあり、酒屋、お土産屋、寿司店、郵便局などもあるが、季節柄、ひっそりしている。旅館の人たちも屋根の雪下ろしに忙しそうだった。