松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2010年11月2日火曜日

2010年11月3日(水)


 朝7時にKさんに来てもらい、鍵を返して、帰京する。中央高速道路、行きも帰りも、スムーズに移動するためには早朝しかないのだ。
 今回の八ヶ岳滞在、天候には恵まれなかったが、経験値を積み、ドライブや道のこと等、かなり習熟してきたことを実感。5泊して、「たかねの湯」に3回、「パノラマの湯」に1回。450円×4回=1800円。「ブランジェリークレッシェンド」(ぽこあぽこ)の玉子サンド、萌木の村「だいずや」の豆腐、「ハム日和」のハム・ソーセージ、「ひまわり市場」でポイントカードを作るetc.
 反省点;出歩いてばかりで、読書があまり進まなかった。伊坂幸太郎「マリアビートル」は作者の成長というか「嫌み」「毒」が出てきた。宮本徳蔵「文豪の食卓」(白水社)、宮本さん80歳、円熟の境地。芹澤和美・文+安藤“アン”誠起・写真「マカオ・ノスタルジック紀行」(双葉社)、これはなかなか良い本だった。年末のマカオ旅行のために。
 次回の課題;tadarino(イタリアン)、庫楽(くら・和食)、ヴィラ・アフガン(カレー)、「むかわの湯」……食べ物と温泉ばかり。

2010年11月2日(火)

                  
「たかねの湯」も「パノラマの湯」も北杜市の公共施設なので、入場料は北杜市民300円、別荘利用者450円、市外の一般客700円となっている。今年の夏までは700円を払っていたが、今回からは「大泉から来ました」といって、Yさん宅にあった電気料金通知書を見せ、450円で入る。
 今朝は秋晴れだが少しガスがあり、遠くの山並みは霞んでいる。窓から見えるススキが朝日を浴びて美しい。裏の森から枯れ葉が絶え間なく舞い散っている。
 アトリエの風通し。スイス・ベルン在住のYさんは、ドイツ国境のエルマティンゲンという町で大回顧展があり、今日がオープニングのはずだ。現在86歳、小生が生まれた頃米国に渡り、1950年代、アメリカ・モダン・アートの激動の日々を過ごし、アメリカ人と結婚して離婚、スイスに移住して欧州で人気画家となった。日本では知る人が少ないが、岐阜県恵那市と静岡県富士市に個人美術館がある。小生は昭和の終わり頃にYさんと知り合い、小説や本の相談相手になったり、美術館の企画展の案内文を書いたり、来日するたびに会っている。
 最近はさすがに日本までの長旅が億劫になったのか、以前ほどのペースではなくなった。この山荘を建てたころは、春と秋の年2回数ヶ月滞在していたのだが、今年は4月に3週間ほど滞在しただけ、来年は秋まで来る予定がないそうだ。
 小生が時々訪れて掃除や家のメンテナンスをしているのだが、会社つとめをしている以上、そうたびたびも来られない。冬は4WDの車がないと不便なのでちょっと無理。次に来られるのは来春だろうか。この5,6年、春夏秋冬来てみたが、やはり秋が最高である。やっと訪れた秋日和。今日が最後であるけれど…。

2010年11月1日月曜日

元気甲斐

http://r.tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19000940/

今夜が一番のご馳走? 白州10年・エビス黒ビール。富山のイカ刺し。ハム日和のハム、ソーセージ。元気甲斐弁当。ラ・フランス。滝沢牧場アイスクリーム。

2010年11月1日(月)


朝から遠くの山脈が見渡せ、青空にちぎれ雲。台風が去ったあとの秋晴れ也。
伊坂幸太郎「マリアビートル」、貫井徳郎「灰色の虹」読み進める。
八ヶ岳広域農道(レインボーライン)を走ると、朝日に映えて紅葉が美しい。昨年ほどの鮮やかさではないけれど。
小淵沢駅まで家人を送り、リソナーレ(写真2枚目)へ。Books&Cafeで「Hanako」池袋特集を買い、ファーマーズトマトでトマトピザトースト買う(明日の朝食用)。O氏夫人より薦められたギャラリーアビアントへ寄る。この一帯、馬の農場多く、アメリカンな店多し。帰宅し、アトリエの風通し、母屋の掃除。浴室の電球が切れていることに気づく。
「高根の湯」へ。浴場から、富士山が初めて見えた。

2010年10月31日(日)

台風は去ったものの、この日は一日霧と曇り。長坂町のOさん宅を訪ねる。O氏一家とは6年ほど前からの知り合いで、O氏は写真家、造形作家、ギャラリー経営など。先週、国分寺のギャラリーでO氏の個展があり、行ってきたばかり。O氏の実家は小金井にあり、今その家には母親、O氏、息子2人、娘1人の5人が住み、八ヶ岳南麓・長坂の家にはO氏夫人が1人で暮らす。昨年までは長坂の家に家族の大半が暮らしていたのだが、ギャラリーの閉鎖、息子たちの進学や転職、O氏の飽きっぽさ等の複合結果で夫人だけがこの家に残って、庭造り・畑作業を楽しんでいる。家人とO氏夫人とがもっぱら喋っていたが、八ヶ岳暮らしの情報交換が色々とできた。紅茶と手作り栗きんとん。お土産にレモンバームと大根をいただく。
「峠のギャラリー歩”らり」(ぶらり)へ。コンクリートの建物に茅葺きの屋根。女主人は染色作家で国内外の工芸品や衣類が並び、企画展も多い。この店もO氏と何度か来ており、家人が好みそうなので連れてきたのだ。漆塗り食器の作家展をやっていて、いきなりその作家に熱くアピールされたのだが、5万円、6万円という作品、急には買えません。丈夫な器で実用性は高そうだったけれど。奥の常設展示場で家人はキッチンクロス等の小品を買っていた。女主人は30年来、12月初旬に店を閉めるとインドへ行くのが習慣。デリーで布を買い、染色の町ジャイプールに滞在して布を染め、帰国して作品を制作、4月からギャラリーを再開する。どの作品も上品でオリジナリティにあふれており、女性もののジャケットが並ぶあたりは究極のセレクトショップ(1点ものしか置かない店)というべきか。我が家の中途半端なライフスタイルには適合しないというのが家人の感想。
「ぶらり」の向かいにあるイタリアンが貸し切りで入れなかったため、清里・萌木の村にある大型レストラン「ROCK」へ。清里駅周辺は時代に取り残されたメルヘンの残骸、シャッター通りだが、このレストランは大盛況。家族連れで賑わい、ハロウィンの日なので装飾・彩りもにぎやかである。ビザ、スパゲティ、サラダ(以上まずまず美味)、キリンFREE(不味くて残す)。
帰宅して読書、昼寝。娘からメールあり、秩父宮ラグビー場へBFと関東学院大学の応援に行ったが、法政に逆転負け。前半は27對3と優勢だったのに、後半5トライもされて35對0とは情けない。連勝が止まり4勝1敗。東海大は5連勝。
雨強くなる。近所の「パノラマの湯」へ。この温泉は、観光客が山に登ったりテニスやゴルフをしたあと東京に戻る前に汗を流そうと入る場所で、大荷物の団体さんが多い。休憩所で汗がひくのを待っていると上野千鶴子氏が前を通ってギョッとする。外人を含め学者らしい人が数人いたから何かの小旅行だったのだろう。
夕食は、さしみこんにゃく、「ハム日和」のハム、O氏夫人にもらった大根のサラダ、チーズ、昨日の焼き鳥の残り、お稲荷さん、赤ワイン、日本酒(高根町・八卷酒造の「男山」)、豆腐の味噌汁(インスタント)。