松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2011年8月15日月曜日

2011年8月15日(月)

昨夜はオオタさんと大泉谷戸のアイリッシュパブ「BULL&BEAR」に出かけた。


小生が高校時代、筒井康隆、安部公房、北杜夫をよく読んでいたという話をしたら、オオタさんも似たような感じだったらしく、話がはずむ。その他、例えば草間弥生をどう思うか、とか、絵描きが成功することの是非について、意見がかなり一致する。要するに世間の評価は当てにならない。絵の価値や評判は、幸運やマーケティングのからんだ偶然に左右される。結局、自分が好きな絵は自分で決めるしかない…こう書くと平凡な結論になってしまうのだが、この辺はいつかもっと追究してみたい…。





オオタさんは若い頃代々木にデザイン事務所を開いていた時代があったが、飛行機に乗れず(閉所恐怖、高所恐怖)、次第に一人で写真を撮ったり、画を描くようになった。また琺瑯看板や雑貨を集める趣味が嵩じて、東京を離れ、ギャラリーを八ヶ岳に開く。知り合ったのは小生がこちらに来るようになった7、8年前か。Yさん、サカガワさん、オオタさんとの不思議な縁があって、この日に至る。
オオタさんの奥さんが、車で送り迎えをしてくれた。申し訳なし。こちらで飲もうとしたら、まず車の問題を解決しなければならない。
再来年の8月には、小生もう会社を定年になっているのでこちらに1ヶ月くらいは滞在したい、と2人に話す。「元気なうちに仕事をやめることが大事よね」とオオタさんの奥さんが素敵なことを言う。家人に聞かせたいものだ。

夜、プーケットに着いたと娘からメール。あまりにもホテルが豪華なので異次元に迷い込んだみたいだ云々。まあ勝手に楽しんでくれという心境。

8月15日は、朝7時にKさんが来て、山荘の鍵を返す。Yさんが1ヶ月後に来るので、草刈りは一度したい由。花壇や木のことはYさんに相談してから、切ったり剪定をしたりすることになりそうだ。
長坂から中央高速に乗り、8時過ぎに談合坂SA。カツカレーとスタバのコーヒー。調布付近で15分ほど渋滞。10時10分、自宅に戻る。今日は月曜日で燃えるゴミを出す日。車に積んできた燃えるゴミ、間に合った。
昼食は持ち帰った高原野菜を使ったスパゲティ也。
昼寝と甲子園。日本列島、猛暑日。

2011年8月14日日曜日

2011年8月14日(日)




今日、9時半の「あずさ」で家人が帰る。朝食はリゾナーレのビュッフェにする。「YYグリル」に朝7時45分に着くと満員で、「otto sette」 に案内される。一度夕食をとったことのあるイタリアンだが、お盆の混雑で、ここでも同じビュッフェをサービスしている。8時半くらいにはここも家族連れで満員に。BFとプーケットに出かけた娘にメールをする。いまスカイライナーに乗っていると返信。慣れないスキューバ・ダイビングは気をつけるようにと伝える。ピーマン通りで丸山珈琲を飲んで、小淵沢駅へ。

山荘に戻り、洗濯、掃除、昼寝。窓の下にスズメバチが巣を作っている。Yさんが9月末にやってくるまでに取らなくては、とKさんと電話で話す。
ひまわり市場、ハム日和で買い出し、保冷ケースに入れて、野菜や果物、ハム類を、炎天下、自宅まで運ぶ準備をする。八ヶ岳に来るたびに帰りは高原野菜を買って帰るのが恒例になった。
夕方、「たかねの湯」に。八ヶ岳広域農道(レインボーライン)を走るのは気持ちがいい。「たかねの湯」は、孫と一緒に来たお爺さん、みたいな家族連れが多く、賑わっていた。家人は暑くて温泉に行く気分じゃない、と行かなかったが、やはり夏でも温泉につかるとほっとする。 

2011年8月13日土曜日

2011年8月13日(土)

昨日の朝、来客があり、出てみると、微笑みをたたえた若い女性と初老の女性。日傘をさし、落ち着いた色の長いスカート、避暑地のお嬢様と上流夫人を絵に描いたようなファッションの2人。「王国の〇△×××」から来た由で、宗教の勧誘であった。炎天下、このような田舎の別荘地を、彼女たちは徒歩で歩いて一軒一軒神の恩寵を説いているのだろうか。若い女性は美人であった。「それがテなのよ。男ってダメね。独り暮らしの老人の話し相手になってあげて貯金を巻き上げるんじゃないの?」と家人は辛辣。









陽射しは強いが、多少雨雲の気配があるので、念のため主屋とアトリエの窓を閉めて出かける。清泉寮を過ぎて、野辺山へ。八ヶ岳高原ロッジに久しぶりに立ち寄る。西武が開発したホテルと別荘地で、昔ながらのクラシックな佇まいで、年配者むきである。ホテルのパーラーで、コーヒーとケーキのセット。
そのあとは、ガイドブックを見て、国道141号線を離れて相木村にある蕎麦屋を訪ねることに。山の中の道を進むが、対向車も後続車もなく、だんだん不安になってくる。険しい山村で、畑を作る土地もなく、産業といえば林業くらいではないだろうか(あとでオオタさんに聞くと、日航機が落ちた御巣鷹山は近いという)。
湖やキャンプ場を過ぎて、一軒家の蕎麦屋に入り、三色そば(1200円)と天ぷら盛り合わせ(850円)を食す。山菜中心の天ぷらのヴォリュームは良かったが、また訪ねたいと思えるほどの味ではなかった。そのあとは、もっと険しい山道を延々走らなければならず(汗)、あとで調べると天狗山の馬越峠というところの峠越えをしたことになる。やっとの思いで野辺山に戻って、大泉に帰る。
夕方から短い豪雨。ようやく涼しくなった。ラジオで甲子園の野球を聴きながら、うとうと。ひまわり市場で買ってきた富山の鱒寿司、サラダ等で軽い夕食。

2011年8月12日金曜日

2011年8月12日(金)

昨夜は9時過ぎまで蒸し暑かったが、さすがにそのあとは高原の冷気が訪れ、朝方は寒かった。3時頃福島で震度5の地震があったらしいが、気がつかず。朝から快晴で、虫の声も賑やか。アトリエの窓を開けて風通し。庭の餌箱に小鳥が数羽来ている。草も花も木もかなり大きく育って、剪定や草刈をしないといけないが、Yさんは年に一回しか来ないので、そのタイミングも難しいだろう。




 朝ごはんは、インゲン、ソーセージ、ブルーベリー、ヨーグルト、トマトとほうれん草、昨日、ひまわり市場とハム日和で買ったものばかり。



昼食は小淵沢の和食「庫楽」(くら)で、松花堂プレート、2000円。刺身、鶏のくわ焼き、さわらの塩焼き、水茄子、とうもろこしなどのサラダ、西荻にでありそうなモダンな内装の店で、味も爽やかでスマート。オオタさんの奥さんから去年教えてもらった店で、満足できる内容だった。
家人を送って、白井沢にあるオオタさんの家に寄り、オオタさんを乗せて、長野県原村へ。



オオタさんとフカイさんの山荘へ。3人でここでおしゃべりするのは3年ぶりくらいか。フカイさんがつげ義春と一緒に暮らしていた頃の話から始まって、オオタさんの琺瑯看板収集の放浪記、フカイさんが遠藤周作さんとパリに取材旅行に行った時の思い出、鴨居羊子、鴨居玲姉弟の話、長谷川利行、児島善三郎、池田満寿夫、等々、絵かきさん同士の話が盛り上がる。たまたま小生のiPhoneにオオタさんの個展の絵が入っていたので、フカイさんも来年の個展の下書きを見せてくれるなど、最後は一層盛り上がった。
オオタさんを自宅まで送り、ひまわり市場で刺身や果物を買って帰る。熱中症(?)気味で休んでいた家人も元気になっていた。昨夜ほど蒸し暑くないが、今夜も雲がでて星は見えなかった。

2011年8月11日(木)

朝4時半に自宅を出て、中央高速で八ヶ岳へ。談合坂SAに着いたのが5時45分。車を駐める場所も見つからないほどの混雑で、驚く。それでも渋滞にはまだ時間が早く、長坂に降りたのが7時過ぎで、高速料金は1700円也。以前の半額。大泉のYさんの山荘に着き、Kさんから鍵を受け取る。Kさんは大工さんで、この家を建てた人である。ときどき窓を開けて風を入れたりはしているが、今年この家に泊まるのは小生が初めてらしい。


簡単に片付けをしたあと、リゾナーレに行き、丸山珈琲で豆を買い、サービスのカプチーノを飲む。次に小淵沢駅で家人の切符(14日に帰宅)を買い、売店で日本酒(七賢ほか)やウィスキー(北杜12年)、ひまわり市場で野菜や日用品など。「ハム日和」にも寄る。


昼食は若林交差点近くの「トラットリア・タダリコ」。ピザ・ランチ(1500円)と定食(2500円)。津金産の3種類の芋を使ったヴィシソワーズ(冷製スープ)も別に頼む。


パスタは鶏のラグー、トマトソース。生クリームやチーズも使った濃厚な味わい。ピザはしらすとゴーダチーズのトッピングで、薄くパリッと焼き、サクサク食べる。メインは千葉産イサキで、ソースはなく、あっさりグリルしたもの。厨房に2人、お運びが2人、満員の客をてきぱきとこなすのに感心する。パンもデザートも手作りで、小さいながらもしっかりしたイタリアンだ。土地柄、季節柄、家族連れで赤ちゃんが泣きわめくが、断るわけにもいかないだろう。 









午後、大掃除。家人は主屋を、小生はアトリエを担当する。猛暑日で、陽射しも湿気もものすごく、高原にいるのに汗まみれになる。築十年近いが、堅牢な建築で、天井や壁、窓のサッシなど、まったく変化なし。クモの巣や虫の死骸、吹き込んだ松の葉などを掃除機で吸い取る。
早めの夕食は、家人が家で焼いてきたパン、サラダ、枝豆、ハム日和のソーセージ、パテなどで軽く済ませる。テレビがないので、ラジオを聴きながら、読書。月は輝いているが、雲が多く、星は見えない。