松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2016年3月22日火曜日

2016年、新学期始まる。

2016年(平成28年)3月12日(土)

昨日は東日本大震災から5年、日本では各地で追悼行事が行われ、テレビや新聞はその報道であふれていた。
5年前、小生は東京で、勤務していた会社の7階にいた。金曜日の午後2時46分、激しい地震の揺れが9階建てのビルを襲った。社内にいた社員たちは階段を降りて、社屋の前庭に集まる。まだ大震災の全貌は知る由もなかったが交通機関が麻痺していることが伝わり、帰宅できる者は各自の判断で帰るようにと総務部からの通知。金曜日の夕方だったので、千代田区から練馬区まで、5時間くらい歩いて帰宅した。
その後の3月中旬、下旬の悪夢のような日々は、デマや風評被害に満ちており、危機の時に、人はその本性を顕わすものだと実感した。
あれから5年。
会社を退職して3年の歳月が過ぎ、自分がかつてそこにいた社会や組織、人間関係からは、ようやく(100%ではないが)自由になれた気がする。まったく別の世界にいると言ってもいい。










3年間に、多くの知人が亡くなった。特に、担当した作家たちが次々と亡くなっている。人はこんなに簡単に死ぬんだなあと思い、韓国に住んでいるから、葬式に行くべきかどうかと悩む必要もない。自分が仕事の上で身近につきあっていた人々、気楽に電話したり冗談を交わしていた人々が、意外にもあっさりと死に、それをインターネットで知る。
自分がいた世界、社会、人物が遠のき、過去になっていることを実感する。

写真は、善香斎(ソンヒャンチェ)のランチ。週に2回くらい通う教職員用の食堂。学生は12時半からと告知されているが、そんなことを真に受ける人も咎める人もいない。12時には学生たちであふれる。毎日ヴァリエーションに工夫があり、野菜が多いのが良い。ご飯とタン(スープ)が基本。

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