松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2014年7月12日土曜日

2014年7月12日(土)

長雨が続いている。日本列島は豪雨、台風、水害、地震と、気候の激烈化に今年も悩まされている。東京の家人からのカカオメールでは、今年は久しぶりに雨ばかり降る梅雨らしい毎日とのこと。初めて迎える大邱の長雨は穏やかで、曇りがちな日もあるが雨量は多くはない。昨日は台風8号が通過したので、日本同様、台風一過の猛暑。朝から首筋に当たる陽射しの強さは半端ではない。韓国語では陽射しのことを 햇빛 (ヘッピッ)という。スリランカ人のJ君にスリランカと韓国では夏の暑さがどうちがうのか聞くと、暑いのは同様だが 햇빛は韓国のほうが強いという。



中央左のS先生、なかなかの美人。左の2人は日本人、右は中国人とベトナム人。授業のあと、4級4班でこうして昼食をするのは初めてだった。スパゲッティ、ピザ、サラダ、ピラフ(というよりはチャーハン)等、S先生が豪快にご馳走してくれた。教室では皆おとなしいと書いたが、カカオトークでは参加者が多く、えんえんとチャットが続くことがある。S先生、意外に世話焼きで、「試験は9時から。遅れないように!」などといったメールを度々よこす。それに対して学生たちが茶々をいれるような返事をするので、またそのやりとりが延々続いたり。クラスは12名と書いたが、サウジの2名は脱落してしまい現在10名、スウェーデンのエミリーは風邪気味で欠席。ラマダン中のアブダラも欠席。

月曜日で中間試験が終わり、ほっとしたのも束の間、7月20日のTOPIK(韓国語能力試験)に備えて模擬テストが行われた。


듣기(聞き取り)、 쓰기(作文)が110分、200点。
읽기(読解)が70分、100点。
읽기を例にとると、50問(各2点)を70分で解かなければならない。問題をゆっくり読んでいる暇はない。選択式の解答と問題に素早く目を走らせ、直感と文脈のヒントを頼りに最速で(たとえ間違っていても)答えを決め、次の問題に移る、といった集中力と受験技術が必要となる。
我々が受けるのは、TOPIK2(3級、4級、5級、6級の共通試験)であり、満点が300点で、
120点取れば3級、150点で4級、190点で5級、230点以上取れば6級で、それより上はない。



4級班のわれわれの目標は、とりあえずTOPIKの3級、できれば4級を、といったところか。問題数も多く、解答時間は少なく、50問中後半の20問は難問、高級者向けである。
初めて受けた模擬試験、やかりかなり難しい。辞書をひいてゆっくり解けばできる問題でも、1問あたり所要1分半、辞書なしだとヤマ勘連発である。듣기でも、ややこしく間違いやすい微妙な差の解答ばかりなので、うーんと熟考していると次の問題が読み上げられてしまう。小生の初めての点数は124点だった。
S先生の指導も割り切ったもので、50問中後半の20問は難しいので無視、回答はアトランダムにマークシートを埋めるだけでいい、前半の30問に集中してやりなさい。長文作文(50点)は初めから放棄して、短文と他の問題に力を注ぎなさい、といった現実的な受験テクニックを伝授された。
来週、もう一度模擬試験を受けて、7月20日の本番に臨む。



パッピンスとコーヒー。あずきと餅と黄粉が入っている。黄粉のないパッピンスはないのだろうか? 黄粉は苦手。量が多くて値段が高い。氷水が千円近いなんて…。



マンゴーピンス。これも量が多い。学生たちは3人で入って1つしか頼まない。余談だが、韓国では食堂、カフェに、食べ物・飲み物の持ち込みは自由である。3人でマンゴーアイスを1つだけ頼んで、持ち込んだパンやコーラを飲み食いして1時間おしゃべりしても、誰も文句は言いません。


大学前の中華料理店「大団圓」の「●(火ヘンに留)肝皮」、牛の小腸だと思う。青島ビールや白酒にピッタリ。ラーメンやジャージャー麺以外の、ちゃんとした中華料理は、大邱に来てまだここでしか食べたことがない。

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