松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2017年2月16日木曜日

趙允旋と羅卿瑗(3)

 小生が寿城池で日本語を教えている50代のアジョシたちの間では、チョ・ユンソンの方が人気がある。マッコリを飲みながら「チョ・ユンソン、ウィハヨー」(チョ・ユンソンのために)「チョ・ユンソン、ソッバン!」(チョ・ユンソン釈放!)といいながら、何度も乾杯する。たまにネタが尽きると、「チェ・スンシル、ウィハヨー」と乾杯したことも(笑)。

女性誌のグラビアで、SGドラゴンと

 彼女の映像を Youtube などで探して見た。江南のお嬢様として育ち、才色兼備、弁護士となり、コロンビア大学ロースクールに留学、国際会議では流暢な英語を話し、美術やオペラに関する著作もある。政治の道に入り、朴槿恵に認められたために、大臣から監獄へと転落した。彼女は検事の取り調べに対して「私は悪いことをしていません。用心に用心を重ねて、ここまで来ました。私はきちんとした人生を生きてきました」と泣いて訴えたという。
 小生の見るところ、ブラックリスト作成は前任者から引き継いだ事項に過ぎず、黒幕はキム・ギチュンである。国会での彼女の偽証はあったにせよ、せいぜい辞職等で済む程度の問題だったと思うのだが、政局の焦点となり、生贄となってしまったのは気の毒である。聡明で優秀な女性だったが、朴槿恵と出会ったために、人生が栄光から地獄へと暗転した。もし政治家にならなければ、江南のセレブリティとして幸福な人生を送れたのではないか。
 一方、ナ・ギョンウォンは政治家としてはこれからである。ダウン症の娘がおり、障碍者問題などの活動を地道に行っている。外交の専門家でもあり、単なる「反日」議員ではないので柔軟な対応もできると思われる。


 これはセヌリ党外交委員長として来日したときのスナップ。混乱の続く韓国の政局のなかで、彼女が今後どのような道を選ぶのか、注目が集まっている。
 2人のライバルの間には大きな変化と境遇の落差が生じたが、まだまだ人生は長く、次の新しい局面が生れることに関心を持ち続けたい。

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