松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2012年5月1日火曜日

日帝残滓とタコビビンバ

旧市街にそびえる儒達山に息をきらせつつ登って、港町木浦のパノラマを見る。


李瞬臣像を見上げつつ、さらに山頂の展望台へ。八重桜が満開。


山登りで汗を流したので、儒達山を下りるころにはマッコリの酔いも醒めていた。旧市街にある戦前の建物を探して歩く。


これは旧東洋拓殖木浦支店。「日帝植民地時代の象徴的な建物」で、現在は木浦近代歴史館。
館内は写真の展示だけだが、一階では昔の木浦の風景、町のたたずまいなどが楽しめる。二階は「残忍で悪辣な日帝侵略史」歴史認識の教育的写真ということで、そそくさと見る。


旧日本家屋を利用したカフェ。


これが旧日本領事館。港を見下ろす山の中腹にあり、遠目には赤レンガが美しい。木浦文化院として最近まで展示などがあったらしいが今は閉ざされていて無粋なセコムのステッカーが入口に貼ってある。

夕食はホンオ・フェの専門店「金メダル食堂」へ行くつもりだったが、S君が膝を痛めていてあぐらをかくのが苦手なのと、急に何となく臆する気持ちが生じて、 湖南洞の독천식당(徳仁食堂)へ。ネットのブログでは、この店のメニューにも ホンオ・フェがあると書いてあったが、古い話らしく、行ってみるとナクチ(手長ダコ)専門店で、タコ料理ばかり。椅子席はなく、S君しかたなく座布団を積み重ねて足を投げ出しつつタコビビンバに向かう。


タコはぷりぷりでうまいのだが、S君の顔から汗が出始める。齢をとってから唐辛子に弱くなり、ほんの少しの唐辛子でも体が反応してしまう由。この料理はさほどの辛さではないのだが、そうなるとキムチをはじめとして、突出し(バンチャン)のほとんどには箸を出せないということになる。


これはタコのスープ、ヨンポタン(軟泡湯)。





駅前の繁華街はルミナリエ通りと呼ばれて、韓国らしい派手なデザインの照明をしているのだが、日曜の夜、人ではまばらで侘しさがつのる也。

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