松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2012年5月5日土曜日

定林寺址、扶蘇山、白村江

660年に滅亡焼失した定林寺を発掘調査し、伽藍地を整備した広大な址地に国宝の五層石塔や金堂、博物館などが置かれている。快晴で陽射しが強く、人はおらず、広大な敷地の中にぽつんとある石塔まで近づくのも億劫だったが、「せっかく来たのだから」とS君と励ましあって炎天下を歩く。




木浦の儒達山に続き、山登りである。王宮のあった扶蘇山は海抜100メートル弱で大したことはないと思っていたが、暑い中を延々と歩き、ふらふらになりながら山頂へ。
落花岩近くにある白馬江(白村江)船着場まで、下りもきつい。落花岩とは百済滅亡のとき、宮廷美女たちがこの絶壁から花びらのように落ちて行ったという伝説の場所。「百済版バンザイ・クリフだね」とS君。




川下りの船は7人以上客がいないと出発しない。1人4000ウォン。山を下りてきたのはわれわれ2人だけだったので、28000ウォン出せば貸切にすると言われる。10分ほど待っていると60代の女性と40代の男性。静岡から来たという母親と息子だった。4人で7000ウォンずつ払う方法もある、いやもっと交渉して値切るべきだ、などと考えていると、どやどやと韓国人男女が8人下りてきて、船は無事に出発。
穏やかな川だが、ここで本当に1000隻もの船が戦った大海戦が繰り広げられたのだろうか、と疑問がわく。川幅もそんなに大きくはないし…などと思っていると、10分ほどで、あっという間に川下りは終了。「えっ、これだけ?」と静岡の母。

(注:あとで歴史の本を読み直すと、海戦はもっと海に近い、河口の広いところで行われたらしい)



夕食は「ナルト食堂」という所で鰻。1人25000ウォンだから、かなり高級店だろう。掘りごたつ式の個室で、歩き疲れた一日に乾杯。コチュジャンをまぶして焼いた小生のより、S君の頼んだ塩焼きのほうが美味しかった。栗のマッコリというのを初めて飲む。

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