松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2012年5月2日水曜日

2012年5月1日(火)

ホテルのフロントで聞いたら、全州まではバスで1時間30分くらいとのことだった。

光州高速バスターミナル(ユースクエア)は巨大な最新の施設で、待合室、発着所、レストラン、商店などの規模に驚かされる。チケット売り場で全州行きを2枚買う。「チョンジュヨ?」と売り場の女の子が小生をちらっと見る。6番ホームより、10時10分発、座席番号16、18100ウォン。

途中、SAでトイレ休憩。この辺までは何も疑わなかったのだが、出発から2時間を過ぎてもバスは高速を降りず、S君が「まだ着かないのかな?」と言い出し、韓国の地図を見ていると、光州から全州まで、こんなに時間がかかるのはおかしいと思い至った。
このバスは全州ではなく、清州に向かっていたのだ! 大田の先の、ソウルに近い都市である。

全州 전주  Jeonju
清州 청주  Cheongju

日本語で書けばどちらも「チョンジュ」である。結局、清州に着いたのは12時45分くらいで、出発から2時間半以上が過ぎていた。
清洲という町の存在を今日まで認識したことがなかった。光州のチケット売り場の女の子が小生をちらっと見たのは、発音を確かめていたのだ。
S君も「18100ウォンの料金はちょっと高いな、と思った」、実は小生もそう感じたのを思い出す。

清州の高速バスターミナルから、隣の市外バスターミナルに移動し、トイレに駆け込み、パンと飲み物を買い、午後1時発の全州行きに、かろうじて間に合う。
さきほどの高速バスに比べるとおんぼろだが、各駅停車というほどではなく、大田など数か所に停まり、高速をがんがん飛ばして、午後3時に全州到着。やれやれ。S君、申し訳なし。


全州コアリベラホテルに荷を解き、隣の韓屋村を散策。李氏朝鮮発祥の地である全州市が観光ののために力を入れている伝統家屋の町並みで、700余りの韓屋が庇を連ねている。実際に住んでいる人もいるが、民泊、商店、展示館、レストラン、喫茶店などになっている家も多い。




韓屋村、慶喜殿、豊南門などを見て歩き、盛味堂 상미당 へ。




本場、全州ビビンバである。ユッケビビンバを注文。10分ほど待たされる。



この店に石焼ビビンバはないが、出てくるとき、器は熱い。おこげができるほどではないが、40度~50度くらいに温めて食べるのが最も美味しいビビンバである、というのがこの店のポリシーである由。具の下のご飯は最初からまぜてある。
辛くないように頼んだS君のビビンバは具の下が白飯で、コチュジャンは別添えで出てきた。自分で調節してまぜて食べなさい、ということらしい。
感想は、お終いまで温かくて、飽きが来ない。具の食材も新鮮であり、さすがに本場の味というべきか。これまで食べたことのある、パサパサの山菜ビビンバ等、あれは何だったのだろうと思わせる。




繁華街を歩く。全州映画祭の最中で、イベントが各種行われていた。タクシーで三州洞へ。





あこがれのマッコリタウン、角の賑わっていた店に入ってみたが、ビビンバを食べたばかりで、あまり食が進まない。何も注文しないうちに出てきたやかんのマッコリはマルグンスル(上澄み)で、あまり美味しく感じられない。テーブルにところ狭しと並べられたつまみに適当に箸をつけ、マッコリを飲み終わると退散した。15000ウォン也。チョングッチャン(納豆入り味噌チゲ)は美味しかった。

韓屋村に戻り、Taste a walk というイタリアンに入って、 チリの赤ワインを2人で空けて、本日は終了。全州にたどり着くまでに光州から5時間以上もかけてしまったが、人口70万人、山に囲まれた全州という古都の良さを感じ始めている。

0 件のコメント:

コメントを投稿