松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2011年5月1日日曜日

キューケンホフ公園

サバティカルでライデン大学に来ている崔先生とその家族は一昨日までパリに旅行していた。小生を迎えるためにスペインに行く予定を切り上げてライデンに戻った様子だったので申し訳ないような気がしていた。聞くと、3月にライデンに赴任するとき、家族3人で一緒にやってきて、そのまま3月、4月、5月と3ヶ月の間、ずっとユーレイルパスを活用して欧州を旅して廻っているのだという。娘さんは嶺南大学英文科の2年生になるのを休学させて一緒に連れてきている由。来週からはスイス、北欧、イタリアなどを巡り、5月末に奥さんと娘さんは大邱に戻って、「研究は6月からです」というのだから、余裕というか羨ましいというか、家族サービスとしてはこれ以上のものはないであろう。








ハーグからライデンに電車で戻り、ライデン駅前からバスでキューケンホフ公園へ。ここはチューリップ中心の球根植物園で、3月中旬から5月中旬まで、年間2ヶ月のみオープンという、季節限定のテーマパークである。ありとあらゆる色彩、形状のチューリップが緑豊かな敷地にこれでもかというほど咲き競っている。園内のすべてが記念写真を撮るのに適した場所で、観光客もシャッターを切るのに忙しい。家族連れも多いが、ヨーロッパ中のお年寄りたちがどっとバスを連ねて殺到している感じがした。過ぎたるは及ばざるがごとしで、2時間、4000種、600万株のチューリップや水仙を見続けると満腹しすぎて、一生分チューリップを見た(?)気持ちになる。
崔先生と奥さんの申さんは大学院時代に5年間筑波大学にいた(その間には兵役も)ので日本語が堪能で、原発事故の話やら、専門の哲学研究の話、パリは昔に比べて世知辛くなり風情が失われた等の旅行話など。大邱での再会を約して、アムステルダムに戻る。駅の中も外もオレンジ色の人々で大混雑、酔っ払って路に座り込む人、肩を組んで大騒ぎの男女、ごみは散乱、コンビニで軽食を買ってホテルに戻る。強い陽射しの下を歩き回って疲れたので街に出かける気も起きず、ベッドに倒れ込み、気がついたのが午前1時。これでは時差解消にならないではないか…。

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