松林寺 大邱・八公山(パルコンサン)にある名刹

2014年1月20日月曜日

冬の海印寺

Kさんが新年の挨拶に海印寺に行くというので同行して、2ヶ月ぶり、3回目の訪問。空は青く澄んでいて、寒さもそれほどではない。山歩きには丁度いい日曜日也。中国人のS青年も誘ったのだが、寺巡りには関心が湧かないらしく、やっぱり行かないと電話があった。結果的には渋すぎる山歩きとなり、S青年が来たらきっと退屈しただろうと思った。



Kさんは大邱生まれの大邱育ち、啓明大学の日本語科を出て、通訳や日本語教師をしたり、喫茶店でアルバイトをしたり、気ままに実家で暮らす独身女性で、30代半ばくらいか? この日は海印寺の近くにある희랑대(希朗臺)という庵を訪ねた。K家は曽祖母の代からの檀家だとかで、母親からのお布施も持参していた。お坊さんは50代後半。Kさんとお坊さんが話をする。何を話しているのかな、と耳を傾けていると、10%か20%くらい、理解できたような気がするのだが、オンドルが温かく、集中すればするほど、眠くなるということに。


この庵を始めた高僧が祀られている。 身体全体を倒す拝礼の仕方を教えてもらった。


海印寺では鐘や太鼓、木魚などを定時に叩いて人間や動物の平安を祈る。


所々に、妙な現代美術が置かれている。これは仏像のつもりらしい。




韓国仏教史に名を残す高僧성철の仏舎利塔。あまりにも現代的オブジェで味わいに欠けるというのがKさんの意見で、小生も同感だが、環境デザインの賞を受賞した有名な作品らしい。


冬の海印寺の空気は清々しかった。ゆっくりと山を歩き、庵を訪ね、夕暮れが近づくと、寒さが厳しくなってきた。 午後6時出発のバスで市内に戻る。クッパを食べて解散。
教保文庫で取り寄せたキム・ギドク監督の「ピエタ」を見ながら眠る。後半は眠ってしまったが、彼の映画は韓国語が分からなくても大体分かるような気になる映画だというが分かった。

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